河合亞美と藤間絢也の、日々の日記です。
by ami-aya
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30


「3階西二列」の悲劇(T-T)

久々の歌舞伎座でございました。
いろいろあったので、
今月は節約モード爆裂の3階B席。

團菊祭は、毎年、「菊五郎をいいところで見たい」ということで
大奮発の2等席♪(^0^)~~にするのだが
今年は、三階。しかもBだB.

チケットWEB松竹にログインし、
ヒットしたB席は「西2列」。

「後ろがいないから乗り出しても迷惑にならないしー。
いいかー」とそのままゲット。


2度と。

2度と「3階 西」には座らない!


ここまで舞台下手側がごっそり見えないとは思わなかった。


3階Bでも、花道の、すっぽんくらいまでは
なんとかちらりと見えるものだ。


それが、もう・・・・・・

立ち上がって乗り出しても、舞台下手側の三分の一は
見ることが出来ない。


花道で芝居や踊りをされると
ラジオを聞いてるみたいだ。

「女暫」は花道の芝居が長い。
お客さんが笑ってる。ああそう。ここは面白いんだよね。
まったく見えないけど。

「雨の五郎」で家元が最後に花道に出たところ
お客さんが笑顔。きっとかっこいいんだろう。
まったく見えないけど。


「三ツ面子守」。ず~~と花道で踊る前半はただBGM。
仕方がないから自分が習った振りを
ずっと頭で浚っていた。まったく見えないから。


「め組の喧嘩」。
花道で派手な音が。お客様が拍手。
はしごをつかってなんかやってるんだなあ。
菊五郎が絶対にかっこよく決まってるんだろう。
ふん。見えませんよ。ふん。


いくら安い席でもこりゃああかん。
見えないにもほどがある。


今日は偶然、お稽古場の
後輩のお弟子さんの愛子ちゃんと
席が隣だった。
二人で、役者が花道に出るたびに
「あああああああー。いかないで~~」
と手を差し伸べていた。


二人で、着物姿。
ぷんぷん怒りながら
「この席だけは二度とごめんだ!」と
共感しあった。


そして・・。

お互いに、
「今日は偶然となりでよかった、
一人だったら、寝ちゃったかもしれないし、
このひどい環境だから、
かなりつまんなかったかも」と
「不幸中の幸い」を喜んだ(笑)


そう、もう
つまらない、見えない、という
ストレスを二人で「笑いのネタ」にしてしまったのだ(笑)


「あ~~いかないで~」
「どうせおもしろいんでしょうよ~~」
「あ~~絶対に今カッコイイに決まってる~」

などなど言いながら、
最後の最後は、二人で同じ笑いのツボを発見し、
もうそこに集中して、死ぬほど笑い転げていた。
※私たち以外のお客さんが誰も笑ってなかったので
ますます笑いがとまらなくなり
「ねえ、なんで、誰も笑わないの?」
「だって、絶対に変なのに、こんな変なのおかしいよね?」
「見れば見るほど、おかしいって!
 え?なんで誰もこのおかしさに気づかないの?」


終わった後、
着物姿で、笑い転げる私たちを
見ていた隣の席のおじいちゃまが
「楽しそうでしたね♪」と満面の笑顔で声をかけてくださった。

「うるさくしてすみません」と謝ったら、
「いやいや、私も楽しかったんですよ。
楽しかったですね(^^)」


おじいちゃまも
「○○○○の変さ」に気が付いておられたのだろうか?!


ひどい席ではあったけど、
こうして笑い転げたり
美味しいたい焼きを食べたり、
帰りにビールを飲んだり・・ってところで
非常に楽しい時間になったのでよかった。



三階西には2度と座らないけど。
「今日愛子ちゃんと三階西」だったのは、よかった(笑)



しつこいようだが。


三階西には、絶対に絶対に座らない!!



※今日一番のびっくり
「女暫」で、最後の最後に
役者が下手から登場する。
下手なので、登場した瞬間は見えない。

その時、一人の大向こうさんが
「萬屋!!」と叫んだ。

「え?この役をよろずやが??
時蔵?まさか~~。声違うし~~」

見える位置まで役者が移動してきた。



この世の中に



こんなに三津五郎に似ている萬屋の役者がいるんだろうか?



私:「ねえ、どうみても三津五郎なんだけど」
愛子:「でも、今よろずや、って言いましたよ。
     三津五郎じゃないですよ。」
私:「だよね。じゃよろずやの誰かかな」

双眼鏡で見る。

私:「・・・・・三津五郎だよ・・・・」
愛子:「ええっ!ってことは大向こうが間違い?!」
私:「だね・・・・まずいよねえ。
   それにしてもなんで萬屋って言っちゃったんだろう・・」
愛子:「誰と間違えたんですかねえ」


そして、その間違いを訂正するかのように
「大和屋!」の声がかかった。

ほっとする私たち。


いくらなんでも、三津五郎に「よろずや!」はまずいでしょぉ。


まあネタとしては面白い(笑)
[PR]
by ami-aya | 2007-05-25 00:45
<< 「デパートはやめたほうがいい」 ビンボー昼飯 >>