河合亞美と藤間絢也の、日々の日記です。
by ami-aya


劇団こまどりのこと

今、寝る前に
子供の頃に所属していた
児童劇団「こまどり」のことを
ちょこっと検索して遊んでいた。


「ひまわり」「若草」・・などと違い、
地味な児童劇団ではあったけど、
とにかく講師の先生方の指導が素晴らしかったので、
地味ながらも、「いい子役」が育っていた劇団だと思う。
感情開放に重点を置きながらの、
こまやかなセリフ指導。
さらには、現場での礼儀作法にも厳しく、
その指導は素晴らしいものだった。


私の「俳優」という仕事における基礎は
全部「こまどり」に作ってもらった。


時に、他人に迷惑をかけるほどに(^^;)
通るこの声も、
つぶれない声帯の強さも、
腹式呼吸も、
このカツゼツのよさも、
「こまどり」の先生方の指導のおかげだ。


・・・というわけで、ふと思い立って
検索していたら、
懐かしい名前が沢山出てきて
胸があったかくなった。


「富永みーな」
今「サザエさん」でカツオの声を担当してる
ベテランの声優さん。

みーなさん・・・・いや、私にとっては
本名の「よしこちゃん」だ。
よしこちゃんは先輩。
私がこまどりに入ったとき
すでに「大ベテラン」の子役で
こまどりにおいては、「重鎮」状態だった。

上のクラスとの合同稽古くらいでしか
お稽古では一緒になってないけど、
子供の状態ですでに天才的に上手かった。

先生が「さすが、みーなさんは違うね」と言っていたのを
よく覚えてる。

お稽古より、コマーシャルソング(コマソン)やアテレコの仕事、
オーディションでよく一緒になった。
そのたびに、優しくて、
何もわかってない私にいろんなことを教えてくれた。


私にとって初めてのコマソンの仕事のときのこと。
六本木のアオイスタジオ(有名なレコーディングスタジオ)に入った私が
「わー。ここって、まるでレコーディングするみたあい♪」と
言ったら、よしこちゃんと先生が大笑いしながら
「亜美、面白いね。 今からレコーディングするんだよ」
と言ったのを、昨日のことのように思いだせる。
8歳の私。



「鮎ゆうき」=「星野美樹子」
女優の鮎ゆうきさんが美樹子ちゃんだと
気が付いたのは、なんと、つい最近だ。


美樹子ちゃんは、よしこちゃん=みーなさんと同期で
二人はとても仲良しだった。
すでに、売れている二人は
並んでいると華やかで、子供心に
「なんか自分とは違うなあ」と思わされた。


「この世にこんな美しい少女がいるだろうか?!」というほど
美樹子ちゃんはものすごい美少女で、
よく、うちの母親が
「美樹子ちゃんはなんて綺麗なんだろう?!」と
惚れ惚れしていたっけ(笑)


美樹子ちゃんには妹がいて、
たしか・・・あきこちゃんだと思うんだけど・・
あきこちゃんもすっごい可愛かった。
あきこちゃんと私は同じクラスだったので
よく一緒にお稽古したっけなあ。


本当につい最近、
鮎ゆうきさんの本名が「星野美樹子」と知り、
劇団こまどり出身と知り、びっくりした。
いや~~~驚いた。


そのほかにも、現在も声優として活躍中の岩田光央くんや
難波克弘くん(彼は引退したらしい)などなど・・・・。
懐かしい名前がぞろぞろ出てきた。
みんな、一緒に稽古したり仕事してきた仲間だ。


「キャプテン」というアニメで
主役(かな?)の声をやっていた、
熊谷誠二くんのHPも発見し、メールを送ってみたんだけど、
メールアドレスが使われてなくて残念。
ミュージシャンになっているらしい。


彼と私は、劇団のお稽古でよくコンビを組み、
数々の仕事を一緒にやった、特別な存在だ。
彼はやんちゃで、ふざけすぎて、よく先生に叱られていたけど、
強烈な個性と、表現力はずば抜けていた。
そんな彼と組んで芝居をすると
ときおり、びっくりするほどいいできばえになり、
「誠二と亜美のコンビはいいね」とよく先生に言われたものだ。


学校では男子生徒に激しいイジメを受けていた私にとって
劇団こまどりの男子たちのやさしさは
「オアシス」だった。
誠二は、男っぽい優しさのあるヤツだったな。


学校の事情で、劇団をやめたあと、
1年以上たったころだったか・・
一度だけ、誠二とばったり駅で会ったことがある。


本当は劇団を辞めたくなかった私のことを
誠二はわかっていたんだと思う。


駅のホームでしばらく立ち話をした後、
最後に私の右手を握って、
「おい亜美、お前、頑張れよ」と言ってくれた
彼のかすれたような声と
なんともいえない目を、私は一生忘れない。
それは、13歳の中学生の男の子としては
普通ありえないような、大人びた励ましで、
でも、とても、とても純粋で誠実な励ましだったからだ。


この「亜美、お前、頑張れよ」の場面は
私の人生の中の「名場面」の一つに入っている。


私は、あの励ましがあって、
テレビに出られない中学高校の6年間を
しっかりと頑張れたのではないかと思うのだ。



・・・なあんてことを、本人に伝えたいんだけど、
メールアドレスが切れてる(T-T).
誠二、私のHP見ててくれないかな。
あの時のことを、今さらだけど
お礼を言いたいんだけどな。


ああ、劇団こまどり。
懐かしいなあ。


小学校時代のことを思うと・・・・
学校生活はあまりいいことがなかったけれど
こまどりは本当に楽しかった。


あー。しばらくぶりに思い出した。
たまには、いいもんだ。
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by ami-aya | 2007-06-03 01:21
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